ヴェルディ 《椿姫》 第1幕 YouTube動画公開
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1955年5月28日、マリア・カラス絶頂期の記録です。カラスの《椿姫》は、ライヴ録音ばかりで音のよいスタジオ録音が残っていません。このライヴ録音も音質はいまいちです。
有名なハナシですし、カラスのファンでもない私に書く資格もないことですが、オペラ初心者にもやさしい当プロジェクトとしては、この録音の背景についていちおう紹介しておきます。
カラスはEMI専属となる前に別のレコード会社で《椿姫》をスタジオ録音していました(この録音ではまだスミレはツボミらしい)。その契約のシバリがあって、EMIは《椿姫》のスタジオ録音にカラスを使えなかったのです。しかたなくアントニエッタ・ステッラを起用しスカラ座で《椿姫》を録音、EMIはカタログの穴を埋めました。その後EMIで企画があがったようですが、カラスのスタジオ録音は実現しませんでした。こうして世界中のカラス・ファンは、音質・内容ともバランスの取れた理想のライヴ盤を求めて漂流することになったのです。このスカラ座ライヴのほかには、リスボン・ライヴやコヴェントガーデン・ライヴが有名です。
ヴェルディ:歌劇『椿姫』
第1幕
ヴィオレッタ・ヴァレリー:マリア・カラス
アルフレード・ジェルモン:ジュゼッペ・ディ・ステーファノ
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音時期:1955年
録音場所:ミラノ、スカラ座
録音方式:モノラル(ライヴ)
ルキノ・ヴィスコンティが演出したこの上演はカラスの歌唱とともに、後々まで伝説として語り継がれる《椿姫》となりました。このあとフレー二とカラヤンがスカラ座で作った《椿姫》は激しく野次られ、以後数十年に渡って、これほどの人気作品がスカラ座では封印されてしまいました。俗に「カラスの呪い」と言われています。
動画制作作業中、この録音を繰り返し聴くことになったわけですが、何度かいつの間にか作業を忘れて、「花から花へ」最後の圧倒的な跳躍まで聴き入ってしまいました。カラスの声は全然好きではないんですが、なぜか引き込まれてしまいます。
この《椿姫》動画でオペラ動画対訳シリーズも12本目を数えます。日本語テキストはSuperSEさまの日本語訳です。このテキストは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。条件を守ってもらえれば、どなたでも個別に許諾を得ないでも利用できます。
そこで今回は、私が動画作成に使ったウィンドウズ・ムービーメーカー・ファイルを公開します。下のリンクからダウンロードしたファイル解凍すると「traviata_acto1.MSWMM」というファイルがでてきます。これをウィンドウズ・ムービーメーカーで開くと、対訳字幕がずらっと出てきます。
→ ここをクリックしてダウンロード
カラスはリスボン・ライヴが、あるいはコヴェントガーデン・ライヴが最良、いやいやステッラの《椿姫》だって悪くない、動画対訳は絶対こっちで作るべき、なんて考えている方、もしいらっしゃったら、このファイルを利用してください。もちろん、歌い出しは録音によってマチマチですから、そのまま使うことはできませんが、キューの調整さえすれば、少なくともテキストを対訳ページからコピペする手間は省けます。ただし、このスカラ座ライヴ盤では、ヴィオレッタのカヴァティーナ後半をカットしているので、ファイルにもその部分のテキストは含まれていません。必要な場合はこちらの対訳ページからコピペして補ってください。
利用にあたって次の点に注意してください。
対訳字幕の最後に「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」の記述が入っています。この日本語テキストを作成したSuperSEさまの著作権を記していますので、絶対削除してはいけません。その次にプロジェクトの紹介が続きますが、こちらは削除しても構いません。
ウィンドウズ・ムービーメーカーの性質上、音源はもちろん、画像素材もこのファイルの中には含まれていません。ご自身で集めて貼り付けることになります。ちなみに今回使用した額縁画像素材はこちらから拝借しています。
→ Mako's
音源の著作隣接権に留意することは言うまでもありません。ネトレプコやデセイの《椿姫》で動画対訳を作って公開するは違法ですが、個人的に作って楽しむ分には構わないと思います。いずれにしろ自己責任でファイルを活用してください。
→ 椿姫
→ マリア・カラス@オペラ配役プロジェクト
→ ジュゼッペ・ディ・ステーファノ@オペラ配役プロジェクト
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