ビゼー 《カルメン》(レチタティーヴォ版)
ビゼー 《カルメン》(レチタティーヴォ版)の対訳テンプレートを作成しました。こちら → カルメン(レチタティーヴォ版)
《カルメン》の日本語対訳はいちおうあります。ト書きを訳してなかったりしますけど…。これはたぶんアルコア版ですよね。原語リブレットのト書きが細かく書き込まれていて台詞も異常に長いのはビゼーの原典を忠実に再現しようとした結果ではないかと思います。
今回レチタティーヴォ版のテンプレを新たに公開したのは、1960年代までに残された音源を鑑賞するのに適した日本語対訳が望まれるため、そしてそれらの音源を使った動画対訳の字幕に使うフランス語/日本語テキストが必要なためです。
みなさんよくご存じとは思いますが《カルメン》の版はおおざっぱに言って二種類の版があります。アリアとアリアの間を音楽なしの台詞で繋ぐ版と、音楽を付けて台詞に節を付けて歌うレチタティーヴォ版。
→ 台詞版 / オペラ・コミック版 / 原典版 / アルコア版(エーザー版)
→ レチタティーヴォ版 / グランド・オペラ版 / ギロー版
呼び方が違っても後者はだいたい同じものだと思っていい。前者は厳密に言うと同じものではないかもしれないけど、現代では台詞上演のことをまとめてアルコア版と呼んでいるかもしれない。
アルコアというのは出版社の名前で、エーザーというのは校訂者の名前です。《カルメン》は1960年代までだいたいレチタティーヴォ版で上演されていたのですが、このエーザーという人がビゼーのオリジナルの意図を忠実に再現するために批判校訂版を作り、1970年代からこの批判校訂版を基にした上演や録音が増えてきました。
フランス語得意な方、どなたか《カルメン》レチタティーヴォ版の翻訳にチャレンジしてみてください。私が訳したアルコア版の日本語訳はパブリックドメイン扱いなので、それをパクってもらっても結構。ついでにアルコア版の日本語訳に問題があったら修正してもらえるとありがたいです。
新国立劇場の《カルメン》はレチタティーヴォ版みたいですね。
1月19日(日)2:00
1月22日(水)2:00
1月26日(日)2:00
1月29日(水)6:30
2月 1日(土)2:00
カルメン:ケテワン・ケモクリーゼ
ドン・ホセ:ガストン・リベロ
エスカミーリョ:ドミトリー・ウリアノフ
ミカエラ:浜田理恵
スニガ:妻屋秀和
モラレス:桝 貴志
ダンカイロ:谷 友博
レメンダード:大野光彦
フラスキータ:平井香織
メルセデス:清水華澄
合 唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
指揮:アイナルス・ルビキス
演出:鵜山 仁
美術:島 次郎
衣裳:緒方規矩子
照明:沢田祐二
振付:石井 潤
ケテワン・ケモクリーゼは演技力抜群な若手の注目株。NHK-BSで放送された《ロメオとジュリエット》では小姓役で必要以上の色気を振りまいていました。スカラ座の《リゴレット》来日公演ではマッダレーナを歌いましたがこちらは出番が少ないだけにあまり印象に残りませんでしたな。ロールデビューの今回はどんなカルメンになるんでしょうか。チケットはほとんど売り切れですけど…。
ちなみに、動画対訳の候補はこれらの音盤。
■ 《カルメン》 デ・ロス・アンヘレス/ビーチャム
録音:1958/1959年 公開:1960年 保護期間終了:2010年12月31日→ Amazon
■ 《カルメン》 レズニック/シッパーズ
録音:1963年 公開:1963年 保護期間終了:2013年12月31日→ Amazon
■ 《カルメン》 プライス/カラヤン
録音:1963年 公開:1964年 保護期間終了予定:2014年12月31日→ Amazon
■ 《カルメン》 カラス/プレートル
録音:1964年 公開:1964年 保護期間終了予定:2014年12月31日→ Amazon
■ 《カルメン》 モッフォ/マゼール
録音:1970年 公開:1970年 保護期間終了予定:2020年12月31日→ Amazon
1970年録音のマゼール盤が初のアルコア版録音なんだそうです。
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