シューマン 《楽園とペリ》
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オペラ対訳プロジェクトではオペラの歌詞対訳の他に、カンタータやオラトリオの歌詞対訳をオマケ的に扱っています。
楽園を追い出されたペリはペルシャの妖精(♀)。インドやエジプトに行って神聖なアイテムを持ち帰りますが許されず、シリアでゲットした悔い改めた罪人の涙で楽園の門を開けてもらえるというRPGみたいなお話。
ウィキの履歴を見るとこのテンプレ、2011年6月に作成とある。2年半も放置したのちようやく蔵出しとなりました。
さて楽園と言えば、この1週間は夢のようなカーリング・パラダイスでございました。ロシア戦で見せた小笠原選手まさかのスルーショットにトリノ以来のファンは狂喜乱舞したはず。「俺たちのあゆみえがオリンピックに帰ってきた!」と。ということでカーリング廃人の管理人から女子カーリングねたを(今日は長いよ!)。興味のない方はランキングをどうぞ。
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大金星を惜しくも逃した昨日のカナダ戦。味わい深い試合だった。接戦となった主因は明らかにカナダ側にある。スキップJJ以外は全く冴えない。特にセカンドのジル・オフィサー選手。この人は世界No.1セカンドと称される実力者なのだが昨日は絶不調。得意なはずのランバックをことごとくはずしたびたびカナダをピンチに陥れていた。いったいどうしたのか。もっともオフィサー選手は昨年のカナダ選手権でも生彩を欠いており、かつての「黒ひょう」が借りてきた黒猫みたくなっていた。不調というよりもこれは衰えなのかもしれない。たいへん残念だった。
一方の日本、ボロボロだったフロントエンドはなんとか持ち直したものの細かいミスが目立つ。あのガードがもう少し奥に置けていたら、あのガードははもう少し手前に置けていたら、そんなわずかなズレがスキップが投げる段階になると1得点上積みできるか、1失点免れることができるかの差になって現れてしまう。カーリングの奥深さである。
そんなフロントエンドの粗も、スーパーショット1発で帳消しにできるところがまたカーリングの醍醐味なのだが、バックエンドも普段のプレイを超えるものではなかった。たびたび訪れたヒットロールのチャンスはことごとくふいにした。船山選手のダブルテイクアウトは見事だったが、そのあと勝負所では致命的なミスショットでチャンスをつぶしてしまった。
船山選手がそんな調子だとスキップ小笠原選手にも神が降りてこない。覚醒モードに入ることがないまま2点差で負けてしまった。3点分のギャップを埋めるチャンスは十分あったのに…。やはり強豪には相手が不調であっても、こっちがいつも通りのプレイをしていては勝てない。トリノのカナダ戦で見せたような神ショットが2、3発出ないことには勝てないのである。
日本のファンにとってもカナダのファンにとっても、ストレスの溜まる試合だった。でもレコーダーに録画した人は負け試合でも消さないで取っておくとよいと思う。最終予選のドイツ戦やノルウェー戦のような爽快感はないから滅多に見返すことはないかもしれないが、見る者の想像力を刺激する試合だと思う。
ただ、敦賀さんの解説にはこの際ひとこと言っておきたい。ミスをフォローしすぎる。カーリングにミスはつきものだし、それゆえ常に次善の策を考慮しつつプレイするのではあるが、ミスそのものよりも次善の策が成功したことに対する楽観的な見通しを強調しすぎるきらいがある。要するにヌルいのである。応援モードとも言える(それゆえNHKが重用するのだろうが)。カーリングは難しいし奥深い。また、スポーツの躍動感を直感的に捉える類のスポーツでもない。「氷上のチェス」とも表されるカーリングである。将棋・囲碁番組の大盤解説のような冷徹な視点で解説してもらわないと、結局は視聴者をカーリングから遠ざけてしまう結果になりかねない。(私の場合カーリングの奥深さを理解するまでにトリノから6シーズンぐらいかかってしまった)
さて日本代表はインフルエンザというアクシデントのせいでバタバタが続いた。大きな国際大会の経験が少ないチームだから(最終予選と同様に)大会の入りがうまく行かないのは織り込み済みだったはず(だから私も初戦は黒星と予想した)。2試合目から落ち着いて試合に臨めるはずが、それがカナダ戦まで持ち越された格好になってしまった。しかしそんな中で2勝は立派だったと思う。
あと3試合、強豪との戦いが続く。今晩のスイス戦はカナダ戦以上に厳しい戦いになるだろう。日本はスイス(というかスキップのオット選手)を苦手にしている。理由はよくわからないけど、たぶんプレイ・スタイルの違いのせいだろう。
ほとんどの日本のチームはカナダをお手本にチーム作りをするのでまずドロー戦に磨きを掛ける。だから私は強豪のなかでもプレイスタイルの近い(しかもかつての輝きを失っていると感じた)カナダ戦での勝利を予想した。
一方ヨーロッパにはヒット戦に強いチームが多いと言われる。なかでもスイスはとにかくヒットが大好き。昨日のイギリス戦の最終エンドでも1点を争う難しい最終ショットで迷うことなくヒットロールを選択して勝った。この局面で小笠原選手なら間違いなくドローを選択しただろう。
日本チームはスイスの芸術的なヒットロールやランバックに見とれているうちにいつもやられてしまうようだ。昨日のカナダ戦で露呈してしまったとおり、日本はヒットロールほんとヘタである。
それでも日本は自分のスタイルを貫いてスイスに挑むしかない。最終予選のドイツ戦みたいな戦い方である。精度の高いドローでハウスに石を溜めてリスクを承知で攻める。中途半端なところに石を置くとスイスのヒットロール一発でやられる。終盤劣勢に立たされるようなら(間違いなくそうなるが)後攻でもセンターガードを置くぐらいの無茶が必要である。最終的には小笠原選手が覚醒モードに入るかどうか、スイッチを入れるのは船山選手です。楽しみにしています。
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