バッハ 《マタイ受難曲》 全曲 ミュンヒンガー盤 YouTube動画公開
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別の音源での制作を考えていましたがネット上で音源の捕獲ができず、ちょうど昨年末で公開から50年以上が経過し、パブリックドメインとなったばかりのミュンヒンガー盤で作ることにしました。第1部、第2部、あわせて3時間17分を1本の動画にまとめています。
上のジャケ写のNewton Classics盤をはじめ、Eloquence Australia盤、本家のデッカ盤などが再発されているようですが、制作に使った音源は古い国内盤CD(POCL-2123)です。
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244
ピーター・ピアーズ(テノール:福音史家)
ヘルマン・プライ(イエス)
エリー・アメリング(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
トム・クラウセ(バリトン)
ハインツ・ブランケンブルク(バス)
アウグスト・メスターラー(バス)
シュトゥットガルト少年聖歌隊
シュトゥットガルト室内管弦楽団
カール・ミュンヒンガー(指揮)
録音時期:1964年7月
録音場所:ルートヴィヒスブルク城
録音方式:ステレオ(セッション)
カール・ミュンヒンガー、かつてバロック音楽ブームの火付け役として一世を風靡しましたが、古楽ブームにその座を奪われ今ではほとんど顧みられない人となってしまったようです。
私も思いました。今更ミュンヒンガー?しかもマタイ?しかし制作してみるとこれかなりイイ!リヒターやクレンペラーみたいな強烈な個性は感じられませんけど、これはこれで十分美しいです。
なんといってもアメリングのソプラノ・アリアが聴けます。「愛ゆえに我が救い主は死に給う(Aus Liebe )」今まで聴いたものの中で最高です。ピアーズはクレンペラー盤より伸び伸び歌っているように思います。オブリガートもうまいし、その他のキャストも充実。ただし、イエスとバリトン・アリアは逆のほうがよくはなかったか……。
そして少年合唱がすばらしい。ソプラノとアルトのパートも少年が歌ってます。子供ってこんなにうまく歌えるもんなんでしょうか。驚きました。
2年前に公開したウィンドウズ・ムービーメーカー・ファイルは今回のものに差し替えました。こちらからダウンロードできます。
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もし《マタイ受難曲》の動画対訳を他の盤で作りたい方がいらっしゃったら、ダウンロードして再利用してください。ムービーメーカーのバージョンは2.6です。もちろん、歌い出しは録音によってマチマチですから、そのまま使うことはできませんが、キューの調整さえすれば、少なくともテキストを対訳ページからコピペする手間は省けます。
再利用にあたって次の点に注意してください。
対訳字幕の最後に「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」の記述が入っています。この日本語テキストを作成したwagnerianchanさまのクレジットですので絶対削除してはいけません。その次にオペラ対訳プロジェクトの紹介が続きますが、こちらは削除しても構いません。
ウィンドウズ・ムービーメーカーの性質上、音源はもちろん、画像素材もこのファイルの中には含まれていません。したがってファイルを開くと、ビデオとオーディオの行に「×」がたくさん並ぶはずです。解読して再利用してください。
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