ストコフスキーの「ワルキューレの騎行」 YouTube動画公開

オペラリヒャルト・ワーグナー 《ワルキューレ》 第3幕から「ワルキューレの騎行」のドイツ語日本語対訳字幕付きYouTube動画を公開します。翻訳はおなじみwagnerianchanさまです。

動画はこちら → ワルキューレの騎行
対訳はこちら → ワルキューレ

音源はレオポルド・ストコフスキー指揮/シンフォニー・オブ・ジ・エアとシャーリー・ヴァーレット他8人のワルキューレのみなさん。オケはトスカニーニが引退してスポンサーが降りたあと自主運営となった元NBC交響楽団ですね。ゲロうまです。ストコフスキーの手綱さばきも素晴らしい。この音源は公開から50年以上が経過し、日本をはじめ著作隣接権保護期間を50年と定める国では、パブリックドメインとなっています。




既出の「騎行」4本はいずれも全曲盤から抜き出した音源でした。今回のはいわゆるワーグナー管弦楽曲集の音源です。「ワルキューレの騎行」管弦楽抜粋版はたくさん出てますが、声楽付きというのは珍しいのでは。歌手を8人も用意しなくちゃいけませんから余計に金がかかります。このアルバムには「ヴァルハラ城への神々の入城」ラインの乙女付きとか「ヴェーヌスベルク」合唱付きなんかも入ってます。そのうち動画対訳にしましょうね。

ちなみに既出の「ワルキューレの騎行」視聴回数はこうなってます。
  1. カラヤン:570,783回
  2. ショルティ:549,012回
  3. フルトヴェングラー:44,762回
  4. ラインスドルフ:17,743回
後発のカラヤンがショルティを抜き去って1位。モノラルなのにね。これだけの視聴回数を稼ぐには非クラヲタへの浸透力がモノを言います。ストコフスキー、映画ファンの中には「オーケストラの少女」とか「ファンタジア」で記憶している人もいるかもしれませんが、やはりカラヤンのネームバリューには及ばないでしょうか。どこまで伸ばしてくるか楽しみです。

さて、明日からは新国立劇場が、来月にはウィーン国立歌劇場が《ワルキューレ》を上演します。予習・復習にテキスト対訳・動画対訳をお役立てください。動画対訳は第1幕第3幕全曲の動画対訳もあります。(残念ながら冒頭の音が欠ける病気が出てますが)

ワーグナー作曲 楽劇「ニーベルングの指環」第1日『ワルキューレ』

2016/10/2(日) ~ 2016/10/18(火)
新国立劇場 オペラパレス

ジークムント:ステファン・グールド
フンディング:アルベルト・ペーゼンドルファー
ヴォータン:グリア・グリムスレイ
ジークリンデ:ジョゼフィーネ・ウェーバー
ブリュンヒルデ:イレーネ・テオリン
フリッカ:エレナ・ツィトコーワ
ゲルヒルデ:佐藤路子
オルトリンデ:増田のり子
ヴァルトラウテ:増田弥生
シュヴェルトライテ:小野美咲
ヘルムヴィーゲ:日比野幸
ジークルーネ:松浦麗
グリムゲルデ:金子美香
ロスヴァイセ:田村由貴絵

管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

指揮:飯守泰次郎
演出:ゲッツ・フリードリヒ
美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ
照明:キンモ・ルスケラ


ウィーン国立歌劇場2016年日本公演
ワルキューレ

2016年11月6日(日)、9日(水)、12日(土)
東京文化会館

フリッカ:ミヒャエラ・シュースター
ブリュンヒルデ:ニーナ・シュテンメ
ジークリンデ:ペトラ・ラング
フンディング:アイン・アンガー
ヴォータン:トマス・コニエチュニー
ジークムント:クリストファー・ヴェントリス

指揮:アダム・フィッシャー
演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ

公演の感想をまとめて読むには Blogs on ワルキューレ をどうぞと言いたいところですが、ご覧のとおり「マクロス」で埋まってます。「ワーグナー ワルキューレ」と複合語検索を仕掛けられないのでこうなります。

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