Spotify(スポティファイ)の衝撃

オペラナクソス・ミュージック・ライブラリー (NML) のような定額制インターネット音楽配信サービスに、私は全く関心がありません。これからもずっとないでしょう。

数えたことはないけど、うちにある音盤数は千枚いくかいかないかぐらいではないかと思います。まあクラヲタとしては少ないほうじゃないかな。

しかし、これ一生のうちにあと何回聴けるでしょうか。しかも棚をあらためて眺めてみますと、未聴のCDがそこかしこに放置されています。2年前に買った未開封のボックスセットもある。クラヲタにはありがちなことです。

こんな調子ではたかが千枚の音盤でもそう何度も聴き通せるわけがない。そして未聴のCDが視界に入るたびに、おのれの怠けっぷりにあきれ、失った金を惜しむのです。

こういう人間がNMLに入るとどういうことになるか。毎月、金は出ていく。そしてネット上の棚には膨大な未聴の山。悪夢ですわ。

そこで、私のようなダメ人間にはぴったりの、待ちに待った Spotify の登場となるわけです。広告モデル(たまに曲間にCMが入る)の無料音楽配信サービスです。

さっそくどんな音源が聴けるのか眺めてみると、あるわあるわ、出たばっかりのネゼ=セガンの《フィガロの結婚》もこの通り。



昨日「ワルキューレの騎行」を動画対訳にしたストコフスキーもバッチリあります。



さすがにCD音質には及ばないけどポップスなら全く気にならない。ブックオフでマリア・カラスを300円で売り、入れ替わりに280円で買ったバングルス。最近ハマっている。CDは車で聴くから別にムダではないけど。



Spotify には歌詞表示機能もあるみたいですが、これはよくわからなかった。フリープランでは使えないか。しかしさすがにオペラの音源に歌詞対訳を出すところまではまだムリでしょう。当プロジェクトのテキスト対訳や動画対訳が活躍する余地はまだまだ十分ありそうです。

いま、Spotify でブーレーズの《パルジファル》を聴きながら、前奏曲が終わったところの曲間に流れる15秒CMに、オペ対の広告を出稿するにはどうすればいいのか調べているところです。



Spotify が映像付き音楽まで扱うようになったら YouTube は真っ青でしょうなあ。YouTube にクラシックのリッピング音源をせっせと上げている人がたくさんいますでしょ。そうやってユーザに違法行為をさせてコンテンツを集め、YouTube はそこからちゃっかり広告収入を得るという悪どいビジネスモデルはそろそろおしまいです。ざまあみろ。

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