パーセル 《インドの女王》

オペラヘンリー・パーセル 《インドの女王》の対訳テンプレートを作成しました。

対訳テンプレートはこちら → インドの女王

インドといってもカレーが旨いインドではなく、コロンブスが死ぬまでインドだと信じていたアメリカ大陸のお話だそうです。パーセルの時代にインドと言われても、それはインドと思ってはいけない。ヨーロッパ以外全部インドだったらしいから。


さて、パシフィックアジアの女王といえば藤澤五月。いよいよシーズン前半の山場、パシフィック・アジア・カーリング選手権(PACC)韓国大会が始まります。

ただいま14時から World Curling TV で女子の初戦、中国vs韓国のライヴ放送中です。ディフェンディングチャンピオンである日本女子(以下女子の話題のみ)の中継は水曜日から。決勝トーナメントは有料の日テレG+で放送するらしくYouTubeにジオブロックがかかるけど、賢い消費者は ProxTube 使って見ればよろしい。

このブログではもう何回も書いているけど、今回のPACCはひじょーに厳しいのです。3月の世界選手権へのキップは通常ならPACCに2枚用意されているのだけれど、今シーズンは世界選手権が中国開催のため中国に優先的に1枚予約されています。残り1枚を日本と韓国で争うことになるのですが、その韓国代表はEJキム。現時点で実質アジア最強です。日本はキムより上位でフィニッシュしなければ世界選手権出場はかなわない。(日中韓以外は問題外です)

今シーズンはなぜか9月に代表決定戦が開催されず、2月の日本選手権を獲ったチーム藤澤(LS北見)がそのまま日本代表です。秋が深まってもなかなか調子が上がりません。World Curling Tour の戦績はこちらのとおりでパッとしない。直近の Hub International ではMJキム(EJとは別のキム)に決勝で敗れ準優勝なので善戦しているように見えますが、この大会は参加チームがそれほど強くなく、世界選手権の銀メダルチームであれば優勝しなければいけない大会でした。

ここへ来てどうやらレギュレーションの変更がチーム藤澤に不利に働いているらしいことがわかってきました。

昨シーズン世界選手権銀メダルと大躍進を果たしたチーム藤澤の武器はスイープでした。スイープとはブラシで氷を掃くアレです。氷の表面が溶けて滑りやすくなりストーンの距離が伸びる、曲がりが減って真っ直ぐ進む、とされてきました。昨シーズンを迎えるまでは。

ところが昨シーズン、カーリング界に「スイープ革命」が吹き荒れたのでした。マニアック過ぎる話題のためこのブログではこれまで全く言及しませんでしたが、ストーンの方向を曲げたい方向に曲げることができるという画期的な方法が編み出されていたのですよ。

今日も細かいことには触れませんが、「今までのスイープって何だったの?」というぐらい常識破りのまさに「大革命」だったのです。そしてこの「スイープ革命」をどのチームよりも完璧にマスターし、体重とパワーが必要とされていたスイープを技術で補って武器に変え、世界選手権であと一歩のところまで昇りつめたのが世界で最も体重の軽いチーム藤澤だったのです。

その武器が今シーズン効き目を失っているようです。レギュレーションの変更でパッド(ブラシの先端、氷との接触面)の素材に制限がかけられ「革命」の効力が限定的になっているという報道があります。確かにこれまでネットで観戦できた試合でも「革命」を使っている場面がどのチームでもほとんど見られなくなっていました。

しかしEJキムはレギュレーションの変更などものともせず好調です。戦績はこちら。直近の格上の大会、Masters では決勝トーナメント初戦で破れてはいるものの、予選でミュアヘッド、ホーマン、ペーツという強豪を負かしてます。

EJキムは地元開催の五輪で当然メダルを狙ってる。狙えるだけの実力は十分あります。しかしこれまで五輪や世界選手権に一度も出場したことがないため(2年前のPACCでは全勝で決勝まで来たのに最後の1投に泣き札幌大会に出られず)、ここは是が非でも自国開催のPACCで勝って世界選手権中国大会で経験を積みたいはず。日本には厳しい戦いとなるでしょう。

韓国以外の平昌五輪参加国は前回カナダ大会と次の中国大会のポイント合算で7カ国(残り2カ国は最終予選で決定)が決まります。日本は前回カナダ大会で銀メダルだったため、十分なポイントを稼いでいるはずで、もしキムにここで破れて中国大会に出場できなくても五輪には行けるはず。しかしホントに大丈夫でしょうか。心配になってきました。シミュレーションしてみました。

こちらが2016世界選手権カナダ大会を終えての各国獲得ポイントです。

1Switzerland14
2Japan12
3Russia10
4Canada9
5Great Britain8
6USA 7
7Korea6
8Denmark5
9Sweden4
10Germany3
11Finland2
12Italy1
2017世界選手権中国大会には韓国が出場を果たし、強豪4カ国は4位以上で勝ち抜けるという想定のもと、出場できない日本に厳し目の中国大会順位を仮置きしてみました。

1Switzerland14
2Russia12
3Canada10
4Great Britain9
5Sweden8
6Denmark7
7USA 6
8Germany5
9China4
10Korea3
11Finland2
12Italy1
この仮順位の場合、五輪ポイントの合計はこのようになります。ポイント上位7カ国+韓国が平昌五輪出場を確定。ただし同点の場合2017中国大会のポイントが重視されるため、日本は同点12ポイントながら8位となり最後の2枠を掛けての最終予選に廻ることになります。

1Switzerland28
2Russia22
3Canada19
4Great Britain17
5USA 13
6Sweden12
7Denmark12
8Japan12
9Korea9
10Germany8
11Finland4
12China4
13Italy2
しかし、この2017中国大会予想順位の盲点は中国と韓国の順位を低く見積過ぎている点です。五輪自国開催を控えた韓国、そしてこの2017中国大会の一発勝負で十分な五輪ポイントを稼いで平昌五輪を決めたい中国が、それぞれ9位、10位あたりで大会を終えるなんてことはまず考えられない。どちらかが6位以内でフィニッシュすれば、ボーダーライン上にいる米国、デンマーク、スウェーデンのどこかが11ポイントにとどまり、12ポイントを確保している日本の平昌五輪出場が確定するはずです。

たとえ中韓が実力発揮できなくとも、このシミュレーションはボーダーライン上の実力国が12ポイントで並んでしまうという最悪の状況を想定しているので、中位の順位が入れ替わったり下克上があったりしてバランスが崩れると、あっさり日本勝ち抜けのパターンが出現します。

もちろん、強豪国のスイス、カナダ、ロシア、スコットランド(GB)が極端に順位を落とすような大荒れの状況が出現すれば、このシミュレーションは崩壊しますが、まあそれはないでしょう。


お祝いに吸う葉巻も買って準備はオッケー。キムにラウンドロビンで買ったら1本、世界選手権出場が決まったら1本吸うのだ!

インドの女王
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