パヴァロッティが歌う「冷たい手を」 YouTube動画公開
ジャコモ・プッチーニ 《ラ・ボエーム》 第1幕からロドルフォのアリア「冷たい手を」のイタリア語日本語対訳字幕付きYouTube動画を公開します。動画はこちら → ラ・ボエーム
対訳はこちら → ラ・ボエーム
テノールはルチアーノ・パヴァロッティ。2月に公開した「星は光りぬ」に続いての登場。
「この音源の公開年がどうもハッキリしない」ことを2月に書きました。デッカのサイトには複数の公開年が記載されているし、世界各国の図書館蔵書が検索できる WorldCat で検索してもLPレコードの所蔵記録が全く出てこない。
カルショーの回想録にちゃんとそのヒントが書かれていました。デッカのクラシック部門のトップ、ケチで典型的なユダヤ商人のローゼンガルテンは、かつてカルショーが「イタリア人テノールはもういらない」と発言したことをタテにパヴァロッティとの契約を頑なに拒んだという。デッカの看板サザーランドがパヴァロッティと録音を望んでいるとか、各方面からの説得にようやく折れローゼンガルテンが出した結論は、デビュー録音はEP盤の片面にアリアをひとつづつ収めるという異例のフォーマットだったと。営業の反対にも関わらずこのアイディアは強行されたようです。
2014年に発売された「THE FIRST DECADE」というボックスセットにはこのデビュー音源がボーナスEP盤として収められており、なんでいまさらEP盤と思ったもんですが、初出のフォーマットを再現したということだったんですね。
検索かけてもネット上に記録がないわけです。EP盤ではポップスと同列の扱いになってしまい、図書館の収蔵対象にもならなかったのでしょう。そしておそらく、この音源が初めてLP盤としてリリースされたのが《テンダのヴェアトリーチェ》の「余白」だったのだと思います。
ルチアーノ・パヴァロッティ アリア集
・プッチーニ:『ボエーム』~冷たい手を
・プッチーニ:『トスカ』~星は光りぬ
・ヴェルディ:『リゴレット』~あれかこれか
・ヴェルディ:『リゴレット』~女心の歌
・ヴェルディ:『リゴレット』~あの娘の涙が見えるようだ
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
エドワード・ダウンズ(指揮)
録音:1964年
明日から日生劇場で《ラ・ボエーム》が始まります。日本語訳詞上演らしいので予習は必要ないかもしれませんが、テバルティとベルゴンツィが歌った全曲盤が動画対訳になっています。予習・復習にお役立てください。
オペラ『ラ・ボエーム』日本語訳詞上演
2017年6月18日(日)、24日(土) 各回13:30開演(13:00開場)
日生劇場
6月18日(日)/6月24日(土)
ミミ :砂川 涼子/北原 瑠美
ロドルフォ :宮里 直樹/樋口 達哉
マルチェッロ :大山 大輔/桝 貴志
ショナール :池内 響/近藤 圭
コッリーネ :デニス・ビシュニャ/三戸 大久
ムゼッタ :柴田 紗貴子/高橋 絵理
パルピニョール:岸浪 愛学/青柳 貴夫
アルチンドロ :相沢 創/小田桐 貴樹
ベノア :清水 良一/押見 春喜
新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:園田 隆一郎
演出 :伊香 修吾
装置 :二村 周作
照明 :齋藤 茂男
衣裳 :十川 ヒロコ
日本語訳詞・字幕:宮本 益光
舞台監督 :幸泉 浩司(アートクリエイション)
演出助手 :手塚 優子
合唱指揮 :田中 信昭
児童合唱指揮 :籾山 真紀子
副指揮 :鈴木 恵里奈、水戸 博之、喜古 恵理香
コレペティトゥア:平塚 洋子、星 和代、経種 美和子
合唱 :C.ヴィレッジシンガーズ
児童合唱 :パピーコーラスクラブ
と、言ってみたものの、全曲動画対訳全然回ってないんですよね。予想されたことではあったけど。イタオペなんてわざわざ予習するようなものではないかもしれませんなあ。
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