ヴェルディ 《群盗》
対訳テンプレートはこちら → 群盗
フリードリヒ・フォン・シラーの出世作のオペラ化です。なんとなく先週の「第九」からシラーつながりで。
ヴェルディ作品とはいえかなりマイナーなので、上のジャケ写のCDもなかなか入手しづらいのかもしれません。でもほらこのとおり、 Spotify(スポティファイ)で無料で聴けます。
と紹介しつつも《群盗》をまだ一度も聴いたことがない私はもう書くことがないので、2週間ぶりのカーリングねたを……。
パシフィックアジアカーリング選手権(PACC)女子は韓国のEJキムが二連覇。堂々たるアジアの盟主です。昨季の世界選手権では初出場ということもあってか力を発揮できませんでしたが、地元開催の五輪では今度こそまちがいなくメダル候補。活躍が楽しみです。
一方我らがチーム藤澤(LS北見)は予定通り来春の世界選手権の切符は確保したものの、決勝戦でEJキムに破れ準優勝。世界選手権銀メダルから1年半、パッとしない戦いが続いています。たしか昨シーズン以降ツアー(WCT)でも全く優勝できてない。五輪がちょっと心配です。
これまでスキップ藤澤選手の戦術面の拙さについて何度か指摘してきましたが、この大会でも戦術的な綻びが露呈してしまいました。例えば、ラウンドロビン2巡目の韓国戦第4エンド。第3エンドに日本の流れからウッチャリを喰らってスチールされ、第4エンドもリードのミスからコーナーガードを失うという悪い流れの中、セカンド本橋選手の2投目からロングセンターガードの裏にカムアラウンドして攻撃を仕掛けます。
藤澤選手、焦りすぎです。コーナーガードを失い後攻の形になっていないのに、どうしても複数点が欲しくて無理矢理攻めに行ってしまいました。まだ前半でたった1点ビハインドの後攻なのです。こんなのはカーリングでは負けてるうちに入らない。そんなに焦って攻める必要は全くない。
前のエンドからの悪い流れを断ち切るためには、本橋選手の2投目はコーナーの石をヒット。そのままヒット戦を続けてこのエンドをブランクにすればよいのです。やさしいショットを積み重ねていくうちにチームに良いリズムが生まれてくるはず。次の第5エンドにもう一度しっかりコーナーガードを置いてきれいに2点を取ればいい。もしくは第5エンドもブランクにして後半勝負でも構わない。
結局この第4エンドで完全に主導権を失ってしまいました。藤澤選手には小笠原選手(北海道銀行)のようにゲームをコントロールして自分からゲームを作る術を学んで欲しい。どうも敵のアクションにリアクションしてるだけのように見えます。それでも男子日本代表のチーム両角の戦術よりかは、まだだいぶマシですが。(男子は五輪で応援する気が失せるほど酷い)
こうなってくると戦術的魅惑に満ち満ちた小笠原選手のゲームが恋しい。先々週、私の気持はハーフハーフと書いたばかりですが、北京五輪挑戦を口にした小笠原選手の試合をあと4年も見られる喜びを噛みしめるしかない。ヨハン・クライフも言ってる……「美しく勝利せよ」と。
→ 群盗
→ ランキングを見る(にほんブログ村 オペラ)
→ ランキングを見る(人気ブログランキング クラシック)

この記事へのコメント