ミレッカー 《乞食学生》 対訳完成
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ウィーンで大ヒットだったらしい。「金の時代」の三大オペレッタに数える見方もあるとか。二度も映画化されてるし。でも《こうもり》と《メリー・ウィドウ》以外のドイツ語オペレッタの多くがそうであるように、この作品も日本ではあまり馴染みがないかもしれません。国内盤LPが発売されたことがなければ、案外この翻訳が本邦初だったりして。
翻訳は Maria Fujioka さまです。《マイスタージンガー》に続いての完訳です。拾ってきたドイツ語台本には台詞部分が含まれていませんでした。Fujioka さまが、台詞部分大意を補ってくれています。ありがとうございました。
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このとおり、 湖上音楽祭の音源がSpotify(スポティファイ)で無料で聴けます。
全曲動画対訳なんですが、オペレッタはなかなか難しい。問題は台詞の部分です。対訳制作に使った原語台本と、音盤に録音された台詞が完全に一致するなんてことはまずありえない。ドイツ語出来ない私には音盤の台詞を耳コピしてドイツ語台詞を字幕で再現するなんてとてもムリ。(ドイツ語は格変化があって一筋縄ではいかないし)
そんなわけで《こうもり》ですらいまだに手付かずの状態です。今回の《乞食学生》はそもそもドイツ語台詞部分が欠けているので、制作にはハードルがめちゃくちゃ高いのですが、もし作るとすれば、1967年にEMIが録音した豪華キャスト盤一択ではないかと思います。公開は1968年らしいので今年の年末で著作隣接権保護期間が切れます。日欧EPAのせいで年内に著作権法が改悪されなければですが……。ジャイアンも「TPP に復帰する」とか言い出しとるし……。改悪されちゃったらギューデンが歌ったやつが抑え。
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