バッハ 《マタイ受難曲》 全曲 ヴェルナー盤 YouTube動画公開
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リヒター、クレンペラー、ミュンヒンガーときて、4本目の《マタイ》全曲にはフリッツ・ヴェルナーが指揮した音源を選びました。この音源も公開から50年以上が経過し、日本をはじめ著作隣接権保護期間を50年と定める国では、パブリックドメインとなっています。
声楽ソリストで私が知ってる名前はギーベルだけですが、器楽パートにはちらほら有名人の名前が見えます。動画の冒頭に掲載していますのでご確認ください。
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
レナーテ・ギュンター(アルト)
ヘルムート・クレプス(テノール)
フランツ・ケルヒ(バス)
へルマン・ヴェルダーマン(バス)
プフォルツハイム室内O
ハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団
ハイルブロン・ロベルト・マイヤー小学校少年CHO
フリッツ・ヴェルナー(指揮)
1958年10月 プロテスタント教会,ヴァインスベルク,ドイツ
オケの確信に満ちた表現がたいへんすばらしいと思います。これを1958年という年に録音してしまったというのは、なんとも間が悪いとしかいいようがない。
合唱は今日的水準から見るとかなり落ちるでしょうか。子供はまあ普通はこんなもん。それにしてもミュンヒンガー盤でソプラノ・パート以下全声部を歌っている少年合唱団は奇跡ではないかと。
《マタイ》の録音てのは、やっぱり曲順に録っていくものなのですかね。私がプロデューサーなら、合唱はまずコラールをいくつか録音して、子供が学校を終えてやってきたら、まず第1部最後のコラール・ファンタジーを録る。喉が温まった頃を見計らって、冒頭の合唱を録ることにすると思います。
2年前に公開したウィンドウズ・ムービーメーカー・ファイルは今回のものに差し替えました。こちらからダウンロードできます。ムービーメーカーのバージョンは2.6です。残念ながら、Win7以降に搭載されているムービーメーカーとは互換性がありません。
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もし《マタイ受難曲》の動画対訳を他の盤で作りたい方がいらっしゃったら、ダウンロードして再利用してください。もちろん、歌い出しは録音によってマチマチですから、そのまま使うことはできませんが、キューの調整さえすれば、少なくともテキストを対訳ページからコピペする手間は省けます。
再利用にあたって次の点に注意してください。
対訳字幕の最後に「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」の記述が入っています。この日本語テキストを作成したwagnerianchanさまのクレジットですので絶対削除してはいけません。その次にオペラ対訳プロジェクトの紹介が続きますが、こちらは削除しても構いません。
ウィンドウズ・ムービーメーカーの性質上、音源はもちろん、画像素材もこのファイルの中には含まれていません。したがってファイルを開くと、ビデオとオーディオの行に「×」がたくさん並ぶはずです。解読して再利用してください。
メンゲルベルク盤、フルトヴェングラー盤といった名盤が「著作隣接権保護期間」切れになっているはずです。いずれの盤を利用するにせよ、著作権関連法規に抵触しないよう注意しつつ、ご自身の責任でファイルを再利用してください。
ちなみに、《マタイ》のほかにもファイルを公開しているタイトルがいくつかあったのですが、それらは現在すべてダウンロードできなくなっています。ファイルを置いていたサーバがサービス停止したためです。それらタイトルについては機会を見て、新しいサーバにアップロードしなおすつもりです。
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