グノー《ファウスト》全曲 クリュイタンス指揮 YouTube動画公開

オペラ本日はシャルル・グノーの二百回目の誕生日です。《ファウスト》全曲盤にフランス語日本語対訳字幕を付けたYouTube動画を公開します。翻訳は梅丘歌曲会館の藤井宏行さまです。

対訳はこちら → ファウスト
動画はこちら → ファウスト

図らずも、2週連続ゲーテになってしまいました。ボーイトは台本が小難しいし音楽も凝ってますけど、グノーはすこぶるわかりやすい。どこを切っても耳に心地よいメロディーが流れてきます。




音源はクリュイタンス指揮による古典的名盤。ほぼ同じキャストのモノラル全曲盤があるのに5年後に入れ直しているのは、ステレオ化の他に初演百年を記念する意味もあったのかも。この音源は公開から50年以上が経過し、日本をはじめ著作隣接権保護期間を50年と定める国では、パブリックドメインとなっています。

グノー《ファウスト》全曲

 ファウスト:ニコライ・ゲッダ(テノール)
 マルグリート:ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
 メフィストフェレ:ボリス・クリストフ(バス)
 ヴァランタン:エルネスト・ブランク(バリトン)
 シーベル:リリアーヌ・ベルトン(ソプラノ)
 マルト:リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)

 パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
 アンドレ・クリュイタンス(指揮)

 録音時期:1958年9月、10月
 録音場所:パリ、Salle de la Mutualite
 録音方式:ステレオ(セッション)

カットあります。もっともそれが版の違いによるものなのかはよくわかりませんが。とにかく「糸紡ぐマルグリート」はありません。

第5幕にバレエ音楽入ってます。スッ飛ばしたい人はYouTubeのプログレスバーにカーソルを持ってきて、背景画像がなくなるところに飛ぶとよいと思います。

子供の頃には「トロイの娘の踊り」とか、なんてキレイな音楽なんだろうと心ときめかせたもんです。しかし薄汚れたおっさんになってしまった今では、このオペラ、なんかブルジョワ的で刺激に乏しいような……。これより10年以上古いベルリオーズのほうが、ずっとモダンに聴こえるし。ただし例外的に「宝石の歌」だけは奇跡のように輝いていて、ここを通過するときはいつも鳥肌が立つのではあるけれど。

ファウスト
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