オッフェンバック《ラ・ペリコール》「セギディーリャ」 YouTube動画公開

オペラ本日でラ・ペリチョリことミカエラ・ビジェガスは没後二百年。来月生誕二百年を迎えるジャック・オッフェンバック《ラ・ペリコール》から二重唱「セギディーリャ」をフランス語日本語対訳字幕付きYouTube動画にしました。翻訳は梅丘歌曲会館の藤井宏行さまです。

対訳はこちら → ラ・ペリコール

オッフェンバックはペリコールが死んだ翌月に生まれたんですなあ。毎度おなじみ、マルケヴィッチが指揮した全曲盤から、シュザンヌ・ラファイエのペリコール、レイモン・アマデのピキーヨです。



1回聴いたら覚えちゃう、2回聴いたらグルグル頭ん中で回り始める、聴けばみんなしばし幸せな気分に浸れる。歌も伴奏もたいへん素晴らしい。

旅芸人ペリコールとピキーヨがリマのお祭りでひと稼ぎしようと、この「セギディーリャ」を披露するんだけど、ぜんぜんウケないという流れのようです。ウィキに掲載したリブレットには当初このナンバーは省かれていたのですが、藤井さまがしっかり補って訳してくれていました。

オペラさて、ペリチョリを登場させたジャン・ルノワールの映画「黄金の馬車」ですけど、1952年公開なんですね。「ローマの休日」(1953)同様、この映画も日本ではパブリックドメインなわけです。久しぶりに見たいと思って探したら、かろうじてデイリーモーションでアス比がおかしな全編動画が見つかりました。

アンナ・マニャーニが演じるペリチョリはペルー人ではなく、カミーラという名前で、イタリアからやってきたコメディア・デラルテの人たちという設定になってます。アンナ・マニャーニを起用してイタリア女を演らせない馬鹿はいませんわね。

中古DVDが安くなってないかとAmazonで検索をかけたらビックリ!ペリチョリ没後二百年を意識してるのかしてないのか、なんと昨日ブルーレイが発売されてましたよ!

でもパブリックドメインなんだから、正しいアス比で誰かYouTubeに上げて欲しいよな~。

ラ・ペリコール
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