ザ・ドアーズの「アラバマ・ソング」YouTube動画公開

オペラクルト・ワイル作曲、ベルトルト・ブレヒト台本《マハゴニー市の興亡》から「アラバマ・ソング」の英語日本語対訳字幕付きYouTube動画を公開します。翻訳は hanmyoさまです。

対訳はこちら → マハゴニー市の興亡
動画はこちら → マハゴニー市の興亡

一般ピープルには「アラバマ・ソング」といえばドアーズなのかもしれん。ジム・モリソンの曲だと思っている人もいるんでは。ドアーズ自身「ブロードウェイミュージカルからパクった」と思ってたらしいし。



《マハゴニー》はドイツ語のオペラです。ただしこの「アラバマ・ソング」はオリジナルでも英語で歌われます。ジム・モリソンだけが英語バージョンで歌ったわけじゃない。

《マハゴニー》でこれを歌うジェニーと娼婦たちは、おそらく南のほうから流れてきたヒスパニック系です。ジェニーは「ハバナ・リート」で「生まれはハバナだけどママは白人」と歌ってる。つまり白人には見えない肌の色をしているってことです。そのあたりをカタコト英語っぽい歌詞で表現しているのでしょう。

hanmyoさまの訳文は、ひらがなとカタカナ逆にすることで、そのびみょーな感じを出してくれています。

オペラ全曲はこちらで、ロッテ・レーニャが歌うオリジナルの「アラバマ・ソング」はこちらでどうぞ。ドアーズのアルバム全曲はこのとおり、 Spotify(スポティファイ)で無料で聴けます。



さて著作権の話です。このアルバムは1967年発表ということで、2017年に50周年記念デラックス・エディションが出てる。それはつまり、この音源は2017年末の時点で公開から50年が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっているということ。

もちろんワイルとブレヒトの著作権も日本では切れてる。

問題は編曲者の権利なんだけど、アルバムのどこを見ても編曲者のクレジットが見つからなかったので無視することにしました。

念のため付け加えておくと、こうして「アラバマ・ソング」をYouTubeに放流できるからと言って、「ジ・エンド」を同じように放流できるわけじゃありませんからね。ジム・モリソンの著作権はまだまだ有効ですから。(著作権と著作隣接権をごっちゃにしないように)

今夏のエクサン・プロヴァンス音楽祭で《マハゴニー》を新制作するそうです。その後このプロダクションはアムステルダムとかニューヨークとか廻るらしい。

ワイル : マハゴニー市の興亡 (新制作)

レオカージャ・べグビック:カリタ・マッティラ
ファッティ:アラン・オーク
三位一体のモーゼス:ウィラード・ホワイト
ジェニー・ヒル:アネッテ・ダッシュ
ジム・マホーニー:ニコライ・シューコフ

フィルハーモニア管弦楽団
アンサンブル・ピグマリオン

指揮:エサ=ペッカ・サロネン
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ

来月、韓国でも《マハゴニー》やるって!



この動画に使っている音源はレーニャ全曲盤ですね。

マハゴニー市の興亡
ランキングを見る(にほんブログ村 オペラ 人気ランキング)
ランキングを見る(クラシック情報サイトボーダレスミュージック)

にほんブログ村 英語ブログ 英語 通訳・翻訳へ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック