ドヴォルザーク《レクイエム》対訳完成と全曲YouTube動画公開

オペラアントニン・ドヴォルザーク《レクイエム》のラテン語日本語歌詞対訳が完成しました。例によって、エミール・ラゲが編纂した「公教会羅甸歌集」(明治36年)の日本語訳を使用しています。あわせて全曲動画対訳も公開します。

対訳はこちら → レクイエム
動画はこちら → レクイエム

ドヴォルザークは通例とは異なるラテン語章句の扱いをしています。区切り方が独特だったり、通常は省かれる昇階唱を入れてます。昇階唱の詩句は「詩編112:6-7」から引用されているということなので、国立国会図書館近代デジタルライブラリーにあった「詩篇」の訳文をウィキと動画に使っています。

去年《グラゴル・ミサ》の動画対訳を制作してアンチェルの指揮に感動しました。「そーいえばドヴォルザークのレクイエムもあったような」……はじめて聴いてみた。すごく聴きやすくていい曲じゃないか!聴いてて辛くなる《スターバト・マーテル》とは大違い。ただちに制作を開始し《グラゴル・ミサ》とほぼ同時に制作完了してました。



この音源はたぶんドイツ・グラモフォンスプラフォンの共同制作。両方のレーベルからCDになってます。西側から声楽ソリストをプラハに送り込んで録音したようです。発売当時も高く評価されなんか賞を獲ってます。もちろん、2017年末の時点で公開から50年以上が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっています。

ドヴォルザーク:レクィエム

 マリア・シュターダー(ソプラノ)
 ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト)
 エルンスト・ヘフリガー(テノール)
 キム・ボルイ(バス)
 プラハ・フィルハーモニー合唱団
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 カレル・アンチェル(指揮)

 録音時期:1959年
 録音方式:ステレオ(セッション)

アンチェルもチェコ・フィルもたいへん素晴らしい。ターリヒの時代はさておきステレオ以降なら、この頃がチェコ・フィルの黄金期だったのでしょう。チェコ事件がなければその黄金期はもっと長く続いたでしょうに、アンチェルはチェコに帰れなくなりトロントで65歳で(生誕はカラヤンと6日違い)没することになります。大戦中は収容所で自分以外家族全員殺されてるし(先日のウルマンとはテレージエンシュタットで一緒だったらしい)、つくづくファシズムに翻弄された人生でした。

レクイエム
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