クライバーを偲んで… ヴェルディ《椿姫》全曲 YouTube動画公開
毎年この日にはカルロスねただったわけですが、昨年からカルロスの音源を使った企画を始めました。
ただし昨年の《大地の歌》は例外中の例外。あんなのは他に作れません。当然、今日公開する《椿姫》全曲は【音無版】。翻訳は SuperSE さまです。
音源はご自身でご用意ください。CDを買うのもよし、ハイレゾ音源をダウンロードするのもよし、Spotify で聴くのもよし。ただし Spotify 無料版はトラック間に広告が入るので、そのたびにタイミングを合わせ直すのがたいへんです。LPレコードに合わせるのはプレーヤーの回転誤差があるでしょうから、ぜったいムリだと思います。
動画の冒頭には5秒のカウントダウンをつけました。マスタリング毎に冒頭の余白の長さは異なるだろうし、意味ないんじゃないかと思ってましたが、欲しいというコメントもあり、たしかに何もないよりは目安があったほうがいいかもしれません。
制作はこちらのリマスターCDで行いました。余白はそれに合ってます。でも自分でやってみるとピッタリあわせるのはかなり難しく、ゼロよりコンマ2~3秒ほどCDプレーヤーの再生ボタンを早めに押すのがコツです。
それから当たり前ですけど、CDプレーヤーの場合、停止状態から再生ボタンをいきなり押しても、起動する時間が必要なので合うわけないですからね。「再生→一時停止→巻き戻し」で一時停止状態からスタートしないとダメですよ。
Spotify 無料版でこちらのリマスター盤を試してみると大問題が発覚。冒頭の余白だけでなく、トラック間の余白の長さも微妙に違うらしく、音と字幕がズレます。例えば第3幕の謝肉祭の合唱。ココはかなりひどく字幕が3秒ぐらい遅れます。制作に使用したリマスター盤はこのトラックの前に3秒ぐらい余計に余白を入れているのでしょう。
イチから制作やり直そうかという思いが一瞬頭をよぎりましたが、じゃあどのリマスター盤に合わせるかというのも問題で、OIBP 盤と Spotify 盤も必ずしも一致していないようなのです。つまりリマスター毎に三者三様。市場に一番たくさん出回っているリマスター盤に合わせればいいんでしょうが、もう面倒くさくなったので諦めました。
字幕と音がズレたら「一時停止→再生」を交互に押してなんとか合わせてください。苦情は下のコメント欄まで。視聴に使ったリマスター盤の情報を添えてお寄せください。
ヴェルディ《椿姫》全曲
イレアナ・コトルバス(ヴィオレッタ)
プラシド・ドミンゴ(アルフレード)
シェリル・ミルンズ(ジェルモン)
ステファニア・マラグー(フローラ)、他
バイエルン国立歌劇場合唱団
バイエルン国立管弦楽団
カルロス・クライバー(指揮)
録音時期:1976-1977年
録音場所:ミュンヘン、ビュルガーブロイケラー
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
《椿姫》全曲を作るのはサザーランド以来、7年ぶり。制作し直してみると、私の字幕編集ミスが多数見つかり、なかには赤面するような間違いもありました。他の音源で【音アリ】全曲を早く出さなければという思いです。
しかし《椿姫》というのはやっかいでね。音源選びが悩ましい。(このオペラを私があまり好まないというのもあるが)
今回のクライバーにしたって、これこそ《椿姫》の決定盤という意見に賛同する人は多いでしょうが、かといって、コトルバスを史上最高のヴィオレッタに推す人はなかなかいないんじゃないかな。(わたし的には彼女はスザンナの人です)
動画対訳に使えるパブリックドメイン音源の一覧を眺めてみるものの、次はぜったいコレという強力な音源が見当たらない。
そしてカラスのライヴは音が悪すぎる。(権利関係も不明)
【音アリ】《椿姫》全曲にはどの音源を使ったらいいですかね。次回の投票ネタにするかもしれません。
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