YouTube 収益化作戦(2)広告ウザいですか
→ YouTube 収益化作戦
動画の最初や途中に広告動画が入り、その広告で得られる収益が私の口座に流れてくるという仕組みです。これで私もユーチューバーというわけです。(狭義には収益を得ていないうちはユーチューバーではない)
「いやオマエの動画これまでだって広告でてたじゃねーか!」
そう思う人がたくさんいるでしょうね。出てました。それも大量に。でもその広告は私が出したんじゃない。その収益は私の口座には流れてこない。このブログでは何度も説明してきたけど、収益はレコード会社に流れているんです。
例えば《ドン・ジョヴァンニ》。もちろんこの音源も日本ではパブリックドメインだけれど、WMG(ワーナー・ミュージック・グループ)が権利を主張しているため、広告が表示されその収益がWMGに流れます。そしてコメント欄に「広告多スギィ!」とクレームが来る。
私だって広告はウザいと思います。だからなんとか広告が出ないように、ほとんど涙ぐましい格闘をしてきました。それがレコード会社への「異議申し立て」です。その総数は千回を軽く超えているはず。これが通れば広告は出なくなる。
ところが、「異議申し立て」がたとえ通ったとしても、広告は消せなくなっちまったんですよ。それがこのニュース。
→ YouTubeで「収益化していない動画」にも広告表示
この施策は去年の11月から海外では導入されていて、日本にやってくるのも時間の問題でした。とうとう来たかという感じです。
これまで「ウチのチャンネルは収益化しない」と言い続けて来ましたが(一方で「UUUMに入りたい」とも言った)、何をやったところで広告が出るなら、もう収益化してしまえという結論に至ったわけです。
収益化で得られるメリットはふたつ。
もちろんおカネが入ること。そしてそのおカネを翻訳ボランティアに還元できること。
もうひとつは広告動画が挿入される位置を私がコントロールできること。
収益化した《レクイエム》全曲は、冒頭と「涙の日」の後、動画終了後にだけ広告が出るよう設定しました。
もし《レクイエム》を収益化しなかったら、新しい施策に則って YouTube がどこに何本広告を入れてくるかわかったもんじゃない。その結果、また「広告多スギィ!」とコメントされるのはゴメンです。
どうしても広告に我慢がならない人は、有料プランの「YouTube Premium(月額1,180円)」に加入すれば広告ナシで視聴できます。でももっと簡単な方法は、アドブロッカーを導入することです。
私はブラウザに Enhancer for YouTube をアドオンしています。これで広告は消えるし、倍速再生への切り替えも容易になりました。こういうツールを使う人が増えれば、当然ユーチューバーの収益は減ることになり、晴れてユーチューバーとなった私自身の首も締めることになるのだけど、私はぜんぜん気にしない。みんなじゃんじゃん使えばいいのに。
(2024/5/26追記:2024年5月からこのアドオンを使っても広告が消せなくなったようです)
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