METライブビューイング「特設ページ」更新
ネットラジオ中継も復活です。オープニング・ナイトの月曜夜6時半開演は、日本時間の火曜朝7時半だと思います。
METライブビューイングの特設ページを更新しました。特設ページには今シーズンの上映演目、予定される配役などを掲載しています。現時点で日本上映期間は未定です。
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今シーズンも2019-2020シーズンと同じ10回の上映が予定されています。うち4作品の対訳が完成しています。
当然字幕は出ますので予習は必要ないかもしれませんが、予習のお供に対訳をお役立てください。
コロナで昨シーズンをまるまる休業するという英断ののち、めでたく再開です。前から取り沙汰されていましたが、日曜日も公演をやるようになったようです。そのかわり平日ところどころ休みがあり、2月のカレンダーは真っ白です。中休みでしょうか。
ライブビューイング対象の演目には英語の現代オペラと思しきものが3っつも入っています。攻めてます。オープニング・ナイトのタイトルは松竹のサイトでも邦題が決まっていないようです。
ネトレプコがトゥーランドット姫を歌うんですね。カラフをダンナが歌わない日を収録するのは朗報。ラスベガス版《リゴレット》はもうおしまいにして新演出を出すらしい。《ドン・カルロス》は仏語です。ガランチャがエボリ姫です。
とにかく休業中はメトにはたいへんお世話になりました。撮り溜めたライブビューイングを惜しげもなく日替わり無料ネット配信だもの。かなりの日本のオペラファンがコレを見てたというのは、ウチのアクセス数を見ていればわかります。メトの配信演目にあわせて、ウチの対訳アクセス数が上がります。
私が最も感銘を受けたのは《蝶々夫人》でした。
《蝶々夫人》はDVDにもなった有名なプロダクションだから、もうとっくに見たという人も多いでしょう。私は映画館でもDVDでも見ていなくて、3年半前に現地で初めてこのプロダクションを見ました。なんで女衒が公家みたいな格好なんだとか多少のアレはあるにせよ、和のテイストを見事に表現しており、日本がやらなきゃいけない蝶々さんを、NYにやられちゃった感じです。
蝶々さん3人のヴァージョンが配信されていたと思いますが、圧倒的にラセットが素晴らしかったと思います(ラセットは《道化師》のコロンビーナも弾けていてサイコーでした)。そしてスズキのジフチャック、カツラが似合いすぎていてこういうおばちゃんほんとに長崎にいそうです。
舞台ではぜんぜん解らない細部も映像だと見られて面白かったです。女友達のカツラは紙(?)を丸めて作ってるんだなとか、人形の子供を操る黒衣の表情まで演技つけてんだとか。もう十年以上やってるはずですが、これからも長く続けて欲しいプロダクションです。
ちなみに、ウィーン・オペラも無料ネット配信をやっていましたが、メトのほうを見るのがたいへんでウィーンのはそんなに見てません。見た中では《マクロプロス事件》がよかったです。これはペーター・シュタインが演出すると聞いて、見たいけど現地まで行くしかないのかーと思っていただけにありがたかったです。
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