シュトラウス《サロメ》「フィナーレ」ヴェリッチュ YouTube動画公開
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サロメはリューバ・ヴェリッチュ。「イゾルデの声を持つ少女」と讃えられた人です。1949年3月14日、メトロポリタン歌劇場でのセッション録音です。ライナーの指揮が見事なことはモノラル音源でも明らかです。 この音源は2017年末の時点で公開から50年以上が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっています。
昨日は川崎公演がありました。客の入りが悪くて驚いた。6割しか埋まってなかったような。来年5月にはなんと《エレクトラ》をやるそうです。話題のグリゴリアンの《サロメ》ですらこれでは来年が心配です。まあ明日のサントリーホールは埋まるんでしょうけど。
ラトルをはじめ海外の演奏家も音響絶賛のミューザ川崎。ステージ上ではそうなんでしょう。何度かココで聞いた印象ですと、客席も全部いいとは限らないようで、私は今回ハズレを引いたようです。歌手の声が聞こえなくて困りました。グリゴリアンがスタイル抜群なのはよくわかった。ヨカナーンの人どんまい。明日はしっかり入ろう。
全曲動画あります。予習・復習にお役立てください。
R.シュトラウス:歌劇「サロメ」(演奏会形式)
2022年11月20日(日)開演:14:00
サントリーホール 大ホール
サロメ:アスミク・グリゴリアン
ヘロディアス:ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー
ヘロデ:ミカエル・ヴェイニウス
ヨカナーン:トマス・トマソン
ナラボート= 岸浪 愛学
ヘロディアスの小姓:杉山 由紀
兵士1= 大川 博
兵士2:狩野 賢一
ナザレ人1:大川 博
ナザレ人2:岸浪 愛学
カッパドキア人:髙田 智士
ユダヤ人1:升島 唯博
ユダヤ人2:吉田 連
ユダヤ人3:高柳 圭
ユダヤ人4= 新津耕平
ユダヤ人5:松井 永太郎
奴隷:渡邊 仁美
管弦楽:東京交響楽団
指揮:ジョナサン・ノット
演出監修:サー・トーマス・アレン
《サロメ》の和訳といえば、日夏耿之介「院曲散羅米」が有名です。
『今宵のあの散羅米公主(さろめひめ)の嬋娟(あでやか)さはなう!』
三島由紀夫をして「瑰麗にして難解」と言わしめるほどの、森鴎外よりよっぽど扱いづらい日本語です。難しい漢字を拾うのがたいへんなので(嬋娟を見つけるのに15分もかかった)自分でデジタル化するつもりはありませんが、青空文庫に出たらウチにも移植したいと思っていました。そんな企ても著作権保護期間延長でおじゃんです。日夏は1971年没。延長されなければ今年から使えたのに……。
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