ヴェルディ《リゴレット》「慕わしい名前」他 シュトライヒ YouTube動画公開

対訳はこちら → リゴレット
動画はこちら → リゴレット
リタ・シュトライヒのジルダ、ヘルマン・ウーデのリゴレットです。この音源は2017年末の時点で公開から50年以上が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっています。
今月ROHが《リゴレット》を持ってきます。全曲動画対訳あります。予習・復習にお役立てください。また、各地オペラハウスの公式全曲動画はこちら。去年初台でやった映像も無料で出るらしいですが、6月末公開なのでほとんど間に合いません。
英国ロイヤル・オペラ2024年日本公演
ジュゼッぺ・ヴェルディ『リゴレット』全3幕
2024年6月22日(土)15:00 神奈川県民ホール
2024年6月25日(火)13:00 神奈川県民ホール
2024年6月28日(金)18:30 NHK ホール
2024年6月30日(日)15:00 NHK ホール
マントヴァ公爵:ハヴィエル・カマレナ
リゴレット:エティエンヌ・デュピュイ
ジルダ:ネイディーン・シエラ
指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:オリヴァー・ミアーズ
※オリヴァー・ミアーズ演出の「リゴレット」には一部、暴力的および性的と受け止められる表現が含まれます。本国ロンドンでは12歳以上との制限が課せられておりますので、該当する年少者と一緒にご鑑賞を検討されている方はご注意ください。
2019ROH引越公演の記事から5年ぶりにチケット価格推移です。
席 種 | ROH 1986 | ROH 2010 | Met 2011 | WSO 2012 | Scala 2013 |
---|---|---|---|---|---|
S | 29K | 54K | 64K | 59K | 62K |
A | 26K | 47K | 57K | 52K | 55K |
B | 22K | 40K | 49K | 45K | 48K |
C | 18K | 33K | 40K | 38K | 38K |
D | 15K | 26K | 32K | 29K | 29K |
E | 12K | 19K | 24K | 19K* | 19K |
F | 9K* | 12K | 16K | 15K* | 13K |
*横浜公演は-1000
席 種 | ROH 2015 | **WSO 2016 | ROH 2019 | ***ROH 2024 |
---|---|---|---|---|
S | 55K | 67K | 59K | 72K |
A | 48K | 61K | 52K | 62K |
B | 41K | 54K | 45K | 48K |
C | 33K | 49K | 37K | 38K |
D | 26K | 33K | 30K | 32K |
E | 19K | 25K | 23K | 22K |
F | 12K | 17K | 16K | n/a |
NBS公式サイトにチケット高騰への理解を求める一文が掲載されています。
『極度の円安に、航空運賃や海上輸送費、ホテル代の高騰など、オペラ引っ越し公演にとって猛烈な逆風』
こちらがポンド/円のレート推移です。5年前のROH公演のときは130円~150円だったポンドが、今は200円超えですよ。2024年公演の契約が何年前だったのかわかりませんが、契約時に為替予約してなかったら、NBSは破産してたでしょう。

E席が千円安くなっていたり、単純に前回比で見ると頑張っているように見えますが、F席の設定がなくなっているのがミソです。たぶん、前回のS席とA席が今回のS席で、E席は前回のF席相当なのでしょう。こればっかりは席割りを比較しないとなんとも言えませんが。
NBSにはお世話になりました。特にクライバーを何度も日本に連れてきた功績は計り知れません。しかしオペラ引越公演はその役割を終えたと思います。その考えは5年前と全く変わらない。NBSが自ら『オペラの引越公演は公的な機関がやるべき』なんて言ってるようではどうしようもない。そして空前の円安が止めを刺したと思います。
引越公演が見たければ北京に行く時代が来るんだろうと思ってましたが、中国はバブル崩壊でオペラが花開く前に沈没しそうです。どうしても海外のオペラ公演を見たければ現地で見るしかないでしょう。どのみち円安でたいへんだけど、それしかないし、それでいいと思います。
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