シェーンベルク《幸福な手》対訳完成と全曲YouTube動画公開

オペラアルノルト・シェーンベルク《幸福な手》のドイツ語日本語対訳が完成しました。翻訳は梅丘歌曲会館の藤井宏行さまです。ありがとうございます。

対訳はこちら → 幸福な手

《幸福な手》の日本語訳テキストはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス・表示 2.1 日本 (CC BY 2.1) でライセンスされています。その条件に従う場合に限り、自由にこの日本語対訳テキストを複製、頒布、展示、実演することができます。「表示」条件をクリアするためには次のタグを転載先ウェブ上の近傍に貼ってください。

<a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" target="_blank" ><img border="0" style="" title="Creative Commons License" alt="Creative Commons License" src="https://i.creativecommons.org/l/by/2.1/jp/88x31.png" /></a><br />この日本語テキストは、<br /><a href="https://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/" target="_blank" rel="nofollow">クリエイティブ・コモンズ・ライセンス</a><br />の下でライセンスされています。<br />@<a href="http://www7b.biglobe.ne.jp/~lyricssongs/" target="_blank">藤井宏行</a>

さらに出典元のURL
https://w.atwiki.jp/oper/pages/2072.html
を加えてもらえるとなおよいですが、義務ではありません。




さっそく動画対訳を作りました。この音源は2017年末の時点で公開から50年以上が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっています。

音楽劇『幸福な手』Op.18

ロバート・オリヴァー(バス)

ロバート・クラフト(指揮)コロンビア交響楽団・合唱団

[録音]1961年6月4日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール

歌っているのは合唱の他は男ひとりなんですが、舞台上には黙役が登場します。その黙役と男の関係がわからないと、この男は何を苦しんでいるのかさっぱりわかりません。

そこで完成した日本語訳から抜き出したト書きを字幕で表示しました。かなり端折ってますし、字幕と音楽がちゃんと同期しているか自信がありません。女や紳士を表す音列とか隠れてるのかもしれませんが、私には全く聴き取れませんから。そんなト書き字幕じゃ信用できんという方はウィキのト書きを読みながら聴いてください。

オペラおそらく歌ってる男はシェーンベルク自身、黙役の女は妻のマティルデ(ツェムリンスキーの妹)、同紳士は画家のリヒャルト・ゲルストル(例の肖像画の作者)と思われます。

マティルデとゲルストルの駆け落ち事件を音楽劇にしたそうです。そのとき苦しんだシェーンベルクが見た悪夢を、そのまま舞台に載せたように感じられます。

山田五郎先生の動画で知りました。

幸福な手
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