クライバーを偲んで… ウェーバー《魔弾の射手》全曲 YouTube動画公開

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言わずと知れたカルロスのデビュー盤。1973年発売ということは、著作権法改悪がなければ、今年からパブリックドメインでした。20年延長で著作隣接権継続中のため、音源はご自身でご用意ください。
デビュー盤からすでにカルロスの個性がはっきりと刻印されています。ブラインドテストやっても誰だって当てられる。音アリ全曲が聴きたければカイルベルト盤をどうぞ。アガーテとオーボエ、チェロ、ヴィオラはそっちのほうが上です。
なおこの機会に、ウィキのドイツ語に役名太字化、ト書き斜体化を施しました。
ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』全曲
マックス/ペーター・シュライヤー(テノール)
アガーテ/グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
エンヒェン/エディト・マティス(ソプラノ)
カスパール/テオ・アダム(バス)
オットカール/ベルント・ヴァイクル(バリトン)
クーノ/ジークフリート・フォーゲル(バス)
隠者/フランツ・クラス(バス)
キリアン/ギュンター・ライプ(バス)
語り手/ハンス・イェルン・ヴェーバー、他
ライプツィヒ放送合唱団
シュターツカペレ・ドレスデン
カルロス・クライバー(指揮)
録音時期:1973年1月、2月
録音場所:ドレスデン、ルカ教会
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
このとおり、 Spotify(スポティファイ)で無料で聴けますが、無料会員だと15分毎に広告が入るのであまり実用的ではありません。中古でいいので2枚組CDを買うことをお勧めします。動画冒頭のカウントダウンに合わせてポーズ状態からスタートすれば、音声と字幕が合うはずです。
クライバーの音楽を聴きたいみなさんは、セリフ部分をスキップしたくなるでしょうが、この字幕動画を見ながらそれは出来ないので、出来の悪いお芝居でも我慢して聞いてください。
カルロスの音源を使った企画も5年目に突入。しかし5年目にして早くも来年からのネタに苦労するのがカルロス。
正規スタジオ録音としては《こうもり》を残すのみです。しかし困ったことに《こうもり》はまだ「音アリ版」すら完成していません。カラヤン旧盤で6年前に編集を開始したものの、第2幕までアラ編集が完成したところで挫折、以来5年間全く手つかずの状態です。
今回の《魔弾》も、そして先月から編集を始めた《後宮》もそうなんですが、ジングシュピールの場合、盤によって異なるセリフを字幕にするのがたいへんで、根気が続きません。《後宮》はさっそく挫折しかかってます。
来年のカルロス企画はパスするかもしれません。
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