クライバーを偲んで… ウェーバー《魔弾の射手》全曲 YouTube動画公開

オペラ本日7月13日はカルロス・クライバーの命日です。今年はちょうど没後20年。記念ボックスセットが昨日出たようです。そしてウチのチャンネルはもちろん今年も【音無版】。カール・マリア・フォン・ウェーバー《魔弾の射手》全幕。翻訳は Kimiyo さま。20時からプレミア公開です。

対訳はこちら → 魔弾の射手
動画はこちら → 魔弾の射手

言わずと知れたカルロスのデビュー盤。1973年発売ということは、著作権法改悪がなければ、今年からパブリックドメインでした。20年延長で著作隣接権継続中のため、音源はご自身でご用意ください。



デビュー盤からすでにカルロスの個性がはっきりと刻印されています。ブラインドテストやっても誰だって当てられる。音アリ全曲が聴きたければカイルベルト盤をどうぞ。アガーテとオーボエ、チェロ、ヴィオラはそっちのほうが上です。

なおこの機会に、ウィキのドイツ語に役名太字化、ト書き斜体化を施しました。

ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』全曲

 マックス/ペーター・シュライヤー(テノール)
 アガーテ/グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
 エンヒェン/エディト・マティス(ソプラノ)
 カスパール/テオ・アダム(バス)
 オットカール/ベルント・ヴァイクル(バリトン)
 クーノ/ジークフリート・フォーゲル(バス)
 隠者/フランツ・クラス(バス)
 キリアン/ギュンター・ライプ(バス)
 語り手/ハンス・イェルン・ヴェーバー、他

 ライプツィヒ放送合唱団
 シュターツカペレ・ドレスデン
 カルロス・クライバー(指揮)

 録音時期:1973年1月、2月
 録音場所:ドレスデン、ルカ教会
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

このとおり、 Spotify(スポティファイ)で無料で聴けますが、無料会員だと15分毎に広告が入るのであまり実用的ではありません。中古でいいので2枚組CDを買うことをお勧めします。動画冒頭のカウントダウンに合わせてポーズ状態からスタートすれば、音声と字幕が合うはずです。

クライバーの音楽を聴きたいみなさんは、セリフ部分をスキップしたくなるでしょうが、この字幕動画を見ながらそれは出来ないので、出来の悪いお芝居でも我慢して聞いてください。



カルロスの音源を使った企画も5年目に突入。しかし5年目にして早くも来年からのネタに苦労するのがカルロス。

正規スタジオ録音としては《こうもり》を残すのみです。しかし困ったことに《こうもり》はまだ「音アリ版」すら完成していません。カラヤン旧盤で6年前に編集を開始したものの、第2幕までアラ編集が完成したところで挫折、以来5年間全く手つかずの状態です。

今回の《魔弾》も、そして先月から編集を始めた《後宮》もそうなんですが、ジングシュピールの場合、盤によって異なるセリフを字幕にするのがたいへんで、根気が続きません。《後宮》はさっそく挫折しかかってます。

来年のカルロス企画はパスするかもしれません。

魔弾の射手
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