ヘンデル《インドの王ポーロ》

オペラゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル《インドの王ポーロ》の対訳テンプレートを作成しました。

対訳テンプレートはこちら → インドの王ポーロ

アレキサンダー大王のインド遠征のお話だそうです。テンプレはポリウト方式で作成しています。こちらの記事をお読みになってから作業を進めてください。役名の邦訳を右脇に書き込んで管理人に送ってもらえれば、こちらで一括置き換えします。

▼ALESSANDRO▲
▼CLEOFIDE, PORO, ERISSENA, GANDARTE, TIMAGENE▲
▼CLEOFIDE, PORO▲
▼CLEOFIDE▲
▼ERISSENA▲
▼GANDARTE, ERISSENA▲
▼GANDARTE▲
▼PORO▲
▼TIMAGENE▲
▼TUTTI▲


さて、来週からいよいよカーリング女子世界選手権(WWCC)です。例によってあまりアテにならない順位予想です。

  1. カナダ(ホーマン)
  2. スイス(ティリンゾーニ)
  3. 韓国(ウンジ)
  4. スウェーデン(ハッセルボリ)
  5. デンマーク(デュポン)
  6. 日本(上野)
  7. イタリア(コンスタンティーニ)
  8. ノルウェー(レールヴィク)
  9. アメリカ合衆国(ピーターソン)
  10. スコットランド(モリソン)
  11. エストニア(トゥルマン)
  12. トルコ(ユルドゥズ)
  13. ニュージーランド(スミス)

カナダからは久々にホーマン。スコッティーズのホーマン対JJ戦(1v2決勝)はカーリング・ファン必見の名勝負。JJはとうとう今季で引退を発表しました(涙)。そして日本からは上野が初出場。この2チーム以外はだいたいいつもの面子です。それはつまり、カナダと日本が世界有数のカーリング激戦区と言えなくもない。

スイスそろそろ負けてほしい。韓国はPCCCも獲って今季絶好調。スウェーデンはECCに若手のヴラノーを派遣してダメだったので、ハッセルボリに戻したんでしょうか。かつての五輪女王ですが、毎年「輝きを失った」って書いてるような気がします。デンマークは私の推しなのでこの順位に押し込みました。ECC2位イタリアと4位ノルウェーを日本より下位に置いていいのか、自分でもよくわかりません。

今年と来年のWWCC順位ポイントでミラノ五輪の出場権が決まります。日本はどこが代表になってもかなり強いので、全く心配していませんが、どちらかというと、WWCCのポイントを取りそこね、五輪最終予選で最後の2枠を争う崖っぷちの戦いを強いられる日本代表が見たいです。四年毎に書いてることですが。

そのミラノ五輪日本代表ですが、先月と来年の日本選手権の成績で決まります。ただし、世界チームランク最上位のチームには代表決定戦の出場資格が与えられるので、「そんならロコは当確じゃん」と思ってました。ところが、その条件は全日本3位以内に入っていないと効力を失うんだそうです。あらあら、ロコ・ソラーレ、先月の全日本でまさかの4位です。さっそく崖っぷちに立たされたわけです。

その顛末を振り返ってみましょう。戦術ミスを悔やむ藤澤五月のコメントがニュースサイトに流れてましたが、具体的にどこだったのかは全く報道されていませんでした。記者はわからなかったんですかね。わからなかったら藤澤に聞けよと。

その致命的な戦術ミスとは、チーム上野(SC軽井沢)戦の7エンドです。直前6エンドに3得点して上々の流れで迎えた7エンドだったのですが、3失点してしまっては元の木阿弥です。



ご覧のとおり、攻める必要がない局面で、ドロー(オフェンス)を選択してしまいました。ここは2失点を覚悟して、テイク(ディフェンス)を選択すべきでした。Aプランでワンをピール、Bプランでスリーをピールです。Aプランが決まれば、自玉がワンになり、相手に難しくはないけど易しくもないショットを強いることができたはずです。この3失点は、北京五輪代表決定戦第2戦6エンドの3失点にそっくりです。「どうしても2失点したくなくて3点やられる」。このブログでもう何回書いたことか。中電時代から何度も見た藤澤得意のパターンです。代表決定戦から2年半も経つのにまるで進歩が見られません。

昨年からポツポツ流れている藤澤のインタビュー記事によると、藤澤は北見で過ごしたジュニア時代はほとんど戦術を知らず、すべては軽井沢に来てから学んだのだそうです。まあ思ったとおりだったわけですが、もし藤澤が津軽海峡を渡らなければ、超攻撃型カーリングなんかに染まらなければ、もっと賢いスキップになっていたかもしれないと思うと、たいへん残念でもあり、軽井沢というのはつくづく罪深い土地であるなと思うのです。

北京五輪代表決定戦で、また北京五輪予選ラウンドでそうだったように、たった1投の戦術ミスで、またもや崖っぷちです。

最後に、カーリング界の哲人吉田姉(この人の口からは用意してきたとしか思えない名言がぽんぽん飛び出す)の言葉を紹介しておきましょう。

勝ってる時は勢いで勝ち続けてきた。でも勝ち続けてきたときにはどうして勝っているのか、口で説明できなかった。負けることを知ると、なんで勝っていたのかを知ることになる。リスク管理の部分で、リスクを知ってるからこそ、強気にアグレッシブにいけなくなっている。メンタルの部分。次のステージにステップアップしているところ。今まではイケイケドンドンだったけど、第2次ステップとして次のロコ・ソラーレらしさを修得している最中です。

さて藤澤を破ってその勢いで全日本初優勝し日本代表となった上野美優(SC軽井沢)。続くミックスダブルス選手権も獲って2冠達成です。実は世界タイトルを持っている日本のスキップは彼女だけ(2022世界ジュニア)なので、名実ともに日本代表にふさわしいスキップと言えるでしょう。投石技術、ラインコール、度胸、どこをとってもすばらしい。藤澤五月を超える逸材かもしれません。

戦術はまだなんともいえませんが、WWCCでどんなカーリングを見せてくれるか楽しみです。願わくは、軽井沢流に汚染されていませんように。

インドの王ポーロ
ランキングを見る(にほんブログ村 オペラ 人気ランキング)
ランキングを見る(クラシック情報サイトボーダレスミュージック)

にほんブログ村 外国語ブログ イタリア語へ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック