ヴェルディ《レクイエム》全曲 ライナー指揮 YouTube動画公開

オペラジュゼッペ・ヴェルディ《レクイエム》全曲のラテン語日本語歌詞対訳字幕付きYouTube動画を公開します。字幕には例によって「公教会羅甸歌集」(明治36年)の日本語訳を使用しています。

対訳はこちら → レクイエム
動画はこちら → レクイエム

当時提携していた米国RCAと英国デッカの共同制作。アメリカから指揮者やソリストをデッカの本拠ゾフィエンザールへ送り込んで録音しました。この音源は2017年末の時点で公開から50年以上が経過し、2017年まで著作隣接権保護期間を50年と定めていた日本では、パブリックドメインとなっています。



この機会にウィキのテキストもウィキペディアの和訳から「公教会羅甸歌集」の和訳へ置き換えました。

ヴェルディ:レクイエム

 レオンティン・プライス(ソプラノ)
 ロザリンド・エリアス(メッゾ・ソプラノ)
 ユッシ・ビョルリンク(テノール)
 ジョルジョ・トッツィ(バス)

 ウィーン楽友協会合唱団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 指揮:フリッツ・ライナー
 録音:1960年5月、6月ウィーン

「怒りの日」など一部の動画を制作してから、何度も「来年こそ全曲作る」と書きながら、12年も経過してしまいました。

ライナーの指揮が素晴らしい。フォルティッシモの造形力はもちろんのこと、ピアニッシモの緊張感にも打たれました。第1曲の異様な遅さよ。カラヤンが9分弱のところライナーは12分超えです。シカゴのライブ(シカゴ響は誤記らしい)でも11分かかってます。



しかしライナーの指揮をもってしても、やっぱりこの曲を好きになれませんでした。サンクトゥスの二重フーガはどうなってんのか私には理解できず、字幕の配置が不適切かもしれません。終曲も同様。編集するのが苦痛で制作に1年以上かかってしまいました。

次回があればもう少しうまく編集したいですが、1972年のカラヤン旧盤は使えないし(保護期間延長がなければなあ)、ジュリーニ旧盤は音悪いし、他に使えるのはモノラル音源ばっかしです。どうしましょうね。

レクイエム
ランキングを見る(にほんブログ村 オペラ 人気ランキング)
ランキングを見る(クラシック情報サイトボーダレスミュージック)

にほんブログ村 外国語ブログ ラテン語へ

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック